こねないパンレシピに疑問「シロワッサンのこね方」「一次発酵後の状態」
千葉県で おもてなし料理教室 ラクレムデクレム @東京ベイ 主宰 料理研究家 熊谷真由美のブログへようこそ。
2012.4.19移動記事
PHOTO*身近な粉カメリヤで
無添加で比容積3.7、油脂もなしで
(かなり厳しい条件ですが)
1.5斤山食パンできました。
こんばんは。
シロワッサンの作り方について
choconさんよりご質問をいただきました。
ありがとうございます。
今日はそれについてコメントさせていだきます。
★いただいたご質問★
【シワッサンのレシピをみながらつくらせてもらいましたが、
「混ぜる」と「こねる」の境界線がわからずうまくいきませんヽ(TдT)ノ
ただサックリと混ぜるだけだと、
ゴムベラに生地がものすごくまとわりつくし、
1次発酵後も生地が手につくくらい水分があります。
逆に粉っぽさがなくなるまで混ぜようとすると、
サックリ混ぜたときより生地が硬くなった気がして・・・
よろしければアドバイスをいただけないでしょうか。】
●●●質問1「シロワッサンのこね方」●●●
電子ブックシロワッサンの
テキスト7ページをあけてご覧ください!!
と、この通りです。
こねないのです。混ぜるだけ。
一回目は粉が見えなくなるまで・・・1分ぐらい?
で休憩しっかり10分。
次は時間をはかって、混ぜ30秒で終了!!!
残業なし!。
でまたしっかり休憩10分。
またお仕事(混ぜ)30秒。
で、ひとかたまりにまとめてラップして
冷蔵庫に放置!です。
(私はこの間、睡眠をとるか、お出かけしてます)
このまとめ方はふつうのパンと同じですが、
水分がやや多め。
しかし冷蔵発酵には時間で水分が粉の中にはいるので
一次発酵後はふつうのパンとそれほど変わらない固さになります。
ボールにいれ方。宙で4つ折りするとまとめやすいです。
できなかったら気にせず、そのままいれちゃってください。
(冷蔵発酵なのでちゃんとパンができますので。
そのうち生地をさわる場所など慣れてくるとできますよ。)
なのでお答えとしては、
「悩む前に(そんな時間はなく・・・たった30秒間ですので)
混ぜ時間30秒をちゃんとはかって、時間がきたら!終えてください」
混ぜているときに固くなったように感じるのは
グルテン=弾力が出てきたからだと思います。
うまくいっている証拠ですよ。
2回の休憩後には随分弾力がでていますよね。
オートリーズ法といい、
こねないけれど時間が解決してくれるパのンレシピなんです。=楽チン!
●●●質問2「一次発酵後の状態」●●●
シロワッサンは冷蔵庫で長時間発酵させています。
グルテンがでたあと、
弛緩(ゆるんでいる)状態なんです。
ベタつくと表現できるかもしれませんが、
冷蔵発酵させる前の生地状態とは違うはずです。
ただし適正発酵の場合の話です。
粉200gで一リットル程度のボール
(1000mlの水が入る大きさ)
にいれてあふれるようなら過発酵です。
(時間を次回は短かめにきりあげてください)
過発酵の場合はベタつきます。
適正の場合緩んでいるので大きく広げやすく、
渦巻きのチョコシート不要のチョコ食パンなど
特に作りやすいんですね。
普通のシロワッサンでは
電子ブック12ページのように4つ折りを一度して
第一ベンチをとります。
これでキュッとハリがでます。
出過ぎても次の工程にいけないので
ここで第一ベンチをとるわけです。
ボールからの出し方も11ページを参考にしてください。
普通のパンとほぼ同じ作業です。
回数重ねることにパン生地の
さわり方のコツをえると思います。
ベタついている感じは
さわり方や扱い方で実は
解消することが多いのです。
=慣れないとベタついていないけれど、
ベタついていると感じる。
で、粉をふって解決していまう・・・・(NG)
【粉は指先につけて、生地にはふらず、
生地肌をさわらず、端をさわる・・・」
というのがイメージです。
でも難しく考えず先にすすんでください。
パンにはちゃんとなりますから。
また疑問ありましたらお気軽に。
では。
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