洋梨のパイと【ありきたり】
フランスでも同じ傾向のようで、
18年前にパリの3つ星レストラン、
アランデュカスで、
緑のアスパラガス(普通白でしょ。ありがたいのは)の
オランデ―ズソースが
提供されたときには、
店のギャルソンに
「星付きでこんなお惣菜ださないで」と
いうささやかな抵抗をしたものですが、
思えばあのころから、
フランスでのネオビストロの兆しというか、
古典回帰、
ルビジテの傾向が始まっていたのですよね。
職人は経験をつむほどに、
技を極め、腕を磨き、
すごーい料理やお菓子が
つくれるように頑張るけれど。
それは、結局作る人の満足で、
食べる人の満足ではないと
気づきはじめたから。
みんなが知っているありきたりの味こそ、
大切にということ。
でも最近はジェネレーションもかわって、
ジャンキーフードが、
みんなの舌の
基準になってきつつもあり、
ちょっと食の動向が心配ですが。
で、9月のレッスンのも、
ありきたり、で簡単・美味しい、になるように
試作中。
私の中のありきたりでお伝えします。
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