【立冬】 11/7 〜11/8 養生のポイントは 《多温熱 少寒涼》
中医学では、冬には黒い色のものを食べるのがオススメ。
これは中医の五臓六腑の中の腎に入るということを意味します。(帰 腎 経)
黒い色の食べものとは
- 黒豆
- 黒ごま
- 黒米
- 黒木耳
- くわの実桑
これらは
養腎補腎の食べもの。
そして冬は春に向けて、蔵(蓄え)の時期。
中国では、《冬にきちんと蓄え(蔵)しないものは、春に病いになる》と言います。つまり
一年で一番ダイエットをしてはいけない
季節が冬だということですね。
立冬は陽気が潜蔵し、陰気が極まる時期。動物が活動を休止して冬眠に入るのもこのため。
人間とて例外ではない、のが中医学の考え方。滋陰のものを積極的にとり、春に備えましょう。
中医学的には冬の食養生は腎を補うのが一番のポイントなのは、ご紹介した通り。
同時に辛いものを適度にいただき寒さをとると考えます。
スパイス類
- 山椒
- 生姜
- 胡椒
など。
冬には、スパイスの効いたお料理を食べると良いです。食欲が増し、血液の循環が良くなり、寒さに強くなります。
さらに、レバー類を時々食べておくと、中医の腎の子、肝を養うことになります。(春の養生の先まわり)あとは、
ゴマ
ひまわりの種
などを食する事で
寒さに対する抵抗力を
つけることができるのです。
ビタミンA、Cは耐寒能力を高めます。そして血管を保護することにもつながります。
特に漢方体質の気虚体質の人は(少し運動すると汗をかきやすく、疲れて喋る気が失せてしまうような人)
立冬を過ぎたら、厚着をして補気をしましょう。
気虚体質の人に
オススメ食材は
赤なつめ
米
落花生
など。
血虚の人(目がかすんだり、物忘れをしやすい人)にオススメ食材は、
龍眼肉
黒キクラゲ
ほうれん草
など。
また全ての体質の人に立冬過ぎたらオススメなのが
根菜類
山芋
さつまいも
じゃがいも
大根
旬の物を意識していれば、自然と中医薬膳を実践していることのなりますね。
この根菜類は地中で育つもの。冬は《収蔵》。冬の陰を補うのに最適な薬膳食材です!
逆に
陽気を発散してしまう食べものを多く食べすぎないように。
冬の養生で補うのには、それをきちんと消化できる胃腸があってこそ。
お粥などで胃を温めながら養生しましょう。
お米のお粥のほか
何かをトッピングして栄養価を高めましょう。
立冬の養生のポイントは
《多温熱 少寒涼》
冬はたんぱく質や脂肪を適宜とりビタミンAやCやミネラルをしっかりとり、寒さに耐えれる体力づくり。
また多目にとると良いオススメ食材は
もち米
たかきび
栗
赤なつめ
クルミ
龍眼肉
かぼちゃ
牛肉
ラム肉
ニラ
など
《鹹味入腎補益陰血》
秋冬に養陰。冬には養腎。塩味は腎に入り、補益陰血。血になるものもしっかりと食べよう。
昆布
海藻
魚