6 ParisJours パリ日記2012/11/28

●11/28 Paris Jours 6●

Bonjours!!
おもてなし料理教室ラクレムデクレム@新浦安主宰
料理研究家 熊谷真由美です。

今日28日水曜日はモンマルトル界隈へ。セバスチャンゴダールに行ってきました。話題の新店舗です。

店のあるMartyrsマルティール通りにはローズベーカリー本店、アルノーデルモンテル(パン屋)ほかアンティークショップlObjet qui parleなど気になるお店が目じり押しの坂道です。

==セバスチャンゴダール==
フォーションで巨匠ピエールエルメの後任シェフパティシエを1997年26歳で就任。バニラ、チョコ、コーヒー味しかなかった従来の味わいに新しいエクレア(フォーションの紅茶味のクリームでエクレアに新風を吹き込み、今もフォーションはエクレアの流れの先端を行っています。)

その3年後、 高級デパート、ボンマルシェの中にサロンドテ「デリカバー」をオープンしました。私はよく時間をつぶしにパリ旅中に行っていました。当時のセバスチャンゴダール氏のお菓子はデザイナーと組んだ、今までにないスタイリッシュなお菓子が印象的でした。

4年間模索したあとオープンした、彼が自分で見つけた場所で今つくるお菓子とは真反対とも言えます。

現在【華美なデザイン、斬新さは不要で、シンプルで味で勝負する】と言う彼のポリシー。新しいものに徹底的に取り組んだ末、伝統的なフランス菓子に本質の偉大さに気がついたからだです。店に入ってみると本当に地味な誰もが知っている伝統的なフランス菓子ばかり。流行の新古典パティスリーもありません。タール色素のどぎつい色のお菓子も見当たらなかったのは、驚きました。

昨日の話題のネオビストロ、ル・コントワールととても似ていると思いませんか?

店でも売られていた本、
Le  meilleur DES dessertsで、
フランソワーズ ベルナールと言う91歳の女性との共著で出会って伝統菓子を表現し直す思いに至ったそうです。

さて見かけは古典のまま、どこのお菓子屋さんにある外観です。今風の味に進化させている彼の努力は実際に食べて見ないとわかりません。

それぞれがどこのお菓子屋さんにあるようでない、上品さがあるのです。迷いつつも、買うものを選んでいると・・・・・・・。奥からセバスチャンゴーダール氏ご本人が出てきて私の担当に!!!シェフに輝くオーラを感じたのは初めてでした。私のセレクションは、マロンのエクレア(今回のパリ旅のテーマ)、タルトシトロン、タルトポム、フォレノワェール。どれも小さめのポーションでそれぞれ5ユーロほど。真っ白な箱に彼の名前がエンボスされたとってにシンプルな箱に彼が詰めてくれました。これがうちのお教室の箱とほぼ同じなのに親近感を感じてしまいました。店の内装も賛否両論あるようなのですが、淡い水色で白っぽくまとまり、ブリキ缶などにいれてディスプレイしてある様は私がとっても好むスタイル。最近は黒ずくめの新店舗が多い中、明るく乙女チックな要素を感じました。厳選の末、4つのプチガトー共に(
今回アルベールメネスのに継ぐ、2個目の)パンドエピスを購入。フランスでいただくのは6回目くらいになるのですが、今レシピ開発中なので、迷わず買ってしまいました。
そして、シェフと一緒に写真をとってもらいました。

お味の方は書き切れないのですが、甘さが控えめですごく軽い仕上がりでした。美味しいし、あとを引く味。これなんだなあと勉強になります。

今日はそれからAnvers駅すぐの布の問屋街をゆっくり見てまわり、クロス用に布を2種購入。買うものがなくて店を出たところで、フランスでしか手に入らない色合いの布を見つけ・・・。迷っている間にマダムたちがその色を買っていたのに後押しされて私も・・・・・。

それから(6)Passy駅へ。rue de PassyをMuette駅に向かってウインドウショッピング。日本人が多く住むハイソなエリアで、店にもいいものが揃っているのです。(Casinoの商用施設をじっくり見てを反対から外に出れば、上質食材や雑貨を扱う店舗が続きます)
そしてパッシイ通りの終わりのMuette駅の通りでバスに乗って凱旋門で下車し、シャンゼリゼ通りのウインドウショッピングを楽しみ、新装開店したラデュレをのぞいて戻りました。

そうそう、昨日レアール駅に行って素敵に生まれ変わった業務用調理道具専門店があったので追加しておきます。

その店ラ ボヴィダは、1階から3階まで買いたくなるものが以前より増えていました。スパイスや鍋(お得意分野)や白食器、サボ、業務用コックコートなど多岐に渡るラインナップがとっても買いやすい形で売られています。昔はぶっきらぼうに鍋が並べられているお店で、私は20年間で一度も買ったことがなかったお店でしたが、今なら買いたいものばかりです。最近日本人女性を顧客にかなり意識しているお店にリニューアルしたようですね。

●●業務用調理道具専門店●●
●●La Bovida●●
==ラ ボヴィダ==
36,rue Montmartre75001Paris
10:00 日曜日休み
(4)les Halls駅すぐ

●セバスチャンゴダール●
==Sebastien Gaudard==
22, rue des Martyrs 75009 Paris
月曜日休み
(12)Saint-Georges駅

●●布の問屋街●●
映画アメリで紹介されるモンマルトル界隈。Anvers駅よりサクレクール寺院に向かったところ。布だらけなのですぐわかります。フランス語で布は、Tissu(ティッスウ)。迷ったら聞いて見て。(この界隈は、夜の繁華街なので、日がくれたら女性はいかない方がいいです。)

ble sucre

ble sucre
では。

 

 

 

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