ほうれん草嫌いに!青臭さなし。抹茶よりきれいな緑!【ポパイのパン・オ・レ ほうれんそうのミルクブレッド】
千葉県で おもてなし料理教室 ラクレムデクレム @東京ベイ 主宰 料理研究家 熊谷真由美のブログへようこそ。
●2010年8月10日移動記事です●綺麗な緑の正体はホウレソウ。 お仕事にも効きそうですね。 味わいは抹茶のような風味。 もともとコンデンスミルクが入っているので 何もしなくても いつもシロワッサンはミルクブレッドと 呼べると思います。 のでフラ語でパン・オ・レにしてみました。 味は青臭さはなくて、 抹茶オレのドリンクのようで トーストにもクリームチーズにもあいます。
このページのレシピはレシピサイト《くまの巻き》の以下のページに移動しました。作ってみたい方はそちらをチェックしてみてくださいね。
******* 20 ::::::::::::::~何が入っているのか、当たるかな?そんな優しいお味の元気がでるパン~ 【ポパイのパン・オ・レ】
●材料●
(写真は大目に作っています。 残りバナナとあわせて一緒に飲んじゃう。)
水→ほうれん草ジュース140ml ほうれんそう30g+水100mlでほうれんそうジュース130ml+水で調節して
あとはいつものシロワッサンです。 http://plaza.rakuten.co.jp/tempsconvivial/diary/201004140000/
さて今日は発酵を冷蔵庫から終えた生地の扱い方です。 これだけで一記事にするくらい、 個人的には大切と思っています。
コツは、 発酵後の生地は丁寧に!
では。早速いきますね。
前にシロワッサンのプロセスとほぼ同じです。 こちらは作業の説明。 今回はちょっと雑談的解説が多いです。 復習がてらあわせてみていただくといいかもしれません。http://plaza.rakuten.co.jp/tempsconvivial/diary/201004170000/(つづき)
1次発酵が終了したかどうかは目でチェックすることができます。 フィンガーテストといいます。
1)まずつかないように中央に粉を少量まぶします。 指にも粉ツボに指をいれてつけましたら、 その手でズボッと下まで。 指を曲げずにそっと抜いて、 穴の形状で判断します。
指の太さのままなら発酵終了です。ベスト) なくなっちゃうようならまだ発酵不十分。 生地はフワフワして指を差し込んだらシューとしぼむようなら過発酵です。時間がたつとしぼむのですぐに見てくださいね。
このときに粉がきちんとついていなくて、 引き上げた指にパン生地がついてきて 穴が閉じていることがあるので注意。 (こういう人とっても多し!)
2)次に ガス抜きパンチ。
パンチとは言いますが、 ゲンコツで力をいれてバンバンとはしないでくださいね。 あしたのジョー!しないでくださいね。(古ッ!)
ガスを抜くときには手のあとがつかないよう、 生地に凸凹ができないように全体を押さえます。 平らにならす感じ。 こちらが上側でしたので、綺麗な面です。(仕上がりも綺麗な面を出したいので、成形の際には裏返すことになります。)
一度丸めます。余分なガスが抜けて、 ガスのたまる気泡が多くきめ細かくできます。
しかし、今の段階では、平らにして丸めるという作業により、 生地にストレスがかかり、疲れています。
パン生地にもちょっと休憩させてあげましょう。 このまま乾燥しないように必要ならカバーをして、 5分~10分置いておきます。 ベンチで休むように、 「ベンチタイム」
といいます。
ベンチ後、生地がのしやすくなっています。 つかないように打ち粉を少々ふるって、 やさしく押さえて平らにします。
パンを作るときには、綺麗な面をいつも出すように気をつけると、よくふくれます。 綺麗な面はグルテンの状態が切れたりしていないので、 ガスが逃げにくいですから・・。
なので出来上がりが綺麗な面になるように裏返します。 (打ち粉は少量で)
今日は成形編。 最初にご紹介した、 ほとんど何もしないシロワッサンに比べると ちょっと戸惑うかもしれませんが、 形を変えるということは 味も変わるといことです。
皮と中身のバランスが変わるからです。
フランスパンでは同じパン生地なのに バゲットやバタールやフィセル、ブールなど 全部に名前がついていますね。シロワッサン生地は冷蔵長期熟成発酵だから、 1次発酵を終えたばかりはひんやりとしていて、扱いやすく、 また、初心者にありがちな、 もたついている間に発酵しずぎちゃったというミスも 起こりにくいので、お勧めです。
今回のはなまこ型といわれるよくある形です。 難しかったら丸めてしまってもかまいません。 でも一度覚えておくと色々使えます。
打ち粉(強力粉) は指先につける感じで最小限の使用量に控えます。 使い過ぎると、 固く弾力のないパンになります。
1)まず上を3分の1ほど手前に折り、軽くおさえます。
1)成形後の生地です。いつものシロワッサン同様に二次発酵させます
2)2次発酵後。 2倍ほど膨れました。
3)米粉・強力粉を表面にふってお化粧します。(省略 可)
少し大目にふるのがコツ。クープが開いてコントラストがつきます。 (生地もその分焼けにくくなりますので、多いのにも限度はありますよ)
4)オーブンの予熱をはじめます。200℃です。 予熱が終了したら、切り込み(クープ)をいれます。 5mm程度の深さで5本クープをいれます。
生地を押し込んでしまうとガスがぬけてしまうので (・・結果パンがふくれません・・・)、 スッと手を引くようにしながら。 ナイフが良く切れるのはいうまでもありません。 パン専用にひとつカッターナイフを用意してもいいです。
オーブン200℃25分焼きます。
ちなみに、白く焼くこともできます。
↓ こちら オーブン140℃40分で焼いたものです。
つまり、もう長くブログをお読みいただいている方は お分かりかと思いますが、 こねないパン、M@yumi.Kのシロワッサン生地は 黒く焼くか白く焼くかは、どちらでも可能です。
今回の場合は色合よりも 焼きこんだ香ばしい味わいをプラスしたかったので 黒く焼く、 本ブログ通称≪黒ワッサン≫に してあります。 ほとんどどのレシピも同様に白いものは”黒く”焼くことができます。
すべてのレシピが”黒ワッサン”に焼けます。
ただ、初心者の方は最初にご紹介したように、 白く焼いた方が、 ふんわり感が楽しめるかと思います。
また白くでて長期熟成発酵させますので 味わいがひきだされていますので、 旨みを感じることができます。
↑ 今日はちょっと大きな顔をしていますが・・。 (シャム系のパリ猫です。)
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