お誕生日やクリスマスケーキなど、
お祝いのシーンで出番が多いショートケーキは「お店で買ったみたい!美味しい!」って、喜んでもらいたいもの。
そんな、人気の
ショートケーキをつくるには、道具が必要です。なんでもいいわけではなく、購入するときに見るべきチェックポイントがあります。
そんなこともご紹介しながら、実際に私が使っている道具や初心者に特におすすめのものなどを具体的にご紹介します。
今自分でお菓子教室を主宰するようになって、受講される生徒さんでも私の厳選した製菓道具を使って、
きちんと使い方も教えれば皆さんとてもじょうすにプロの道具を使いこなされています。
私はフランスのル・コルドン・ブルーで短期留学しているときに、学校が終わると毎日のように
レアール駅のプロの製菓道具店に通いつめ、プロの製菓道具を買っていました。でも現在はネットで同じものが買えちゃう・・・。
なんて恵まれた時代なのでしょう!!ということで実際に私が使っている道具をご紹介。プロの作業効率を実感してみてくださいね。
パレットナイフ
ケーキ回転台 パティシエおすすめ製菓道具 ショートケーキ 回転台
「回転台」の上にスポンジをおいて
スポンジケーキに仕上げの生クリームを塗るとき(ナッぺ)に使います。
ナイフを固定したまま、わざわざ動かさないで台を回すだけで均一に生クリームが塗れるので便利です。
パレットナイフを当てながら、くる~と台を回すことで、クリームの表面を平らにならします!
ナッペ用の回転台がないと大きなお皿の上で手動で回転させながら、カルチャーセンターなんかでナッぺしていました。
でもケーキ
回転台があると簡単に綺麗にナッペできます!
はじめてさんには家庭で作るにはこれで十分な感じです。
「回転台」選びの2つのポイント。
①回転のしやすさ
②サイズ
3)サイズ*
スポンジ生地の直径+10cmのサイズの回転台がおすすめ
つまり、
直径15cm以下のケーキなら24cm程度、直径18〜21cm程度のケーキなら27cm程度の回転台
を選びましょう。どれか1台買うなら、スポンジの側面にクリームを塗るスペースができるよう、
サイズは大きめのほうがいろいろ応用できます。
ケーキに対して回転台が小さすぎるとどうなるの?
台を回転させるときにテを載せる場所が狭すぎて作業しづらくなります。
スポンジより一回り大きい、周囲に余裕のあるサイズを選びましょう。
愛用の回転台
30cm以上の大きなケーキも大丈夫、
お菓子屋さんなどでも愛用されている金属製。お値段が@@@@@なんと1万円以上なのが難点。
でもスタイリッシュでおいておくだけで様になるので、私は業務用をゲット。
こちらは回転がスムーズ。私は2台愛用。
こちらがスタイリッシュで愛用のアテコのケーキ回転台。
富澤商店の回転台「PCクールスタンド / 24cm」
初心者さんにはお手頃な値段。15cm以下のケーキサイズに最適。1000円程度で手に入るこの【プラスチック製】のもので十分です。
気軽に購入できる、こちらは、カルチャーでも使われていました。
回転がぐらつく感じはあるのと、軽いので動いてしまう(濡れ布巾を敷いて使うと安定します)のを除けば、ナッぺができます。
大理石の回転台
プロ用の大理石でできた立派な回転台。合羽橋だと1000円ほどのものあります。こちらは生徒さん用に6台ほど愛用。回すとガタガタ揺れて
しまうときは、裏を確認。ボンドで回転部分と台座を止めなおすと大丈夫。
すごくシンプルなつくりなので、故障とかはないです。 ケーキナイフ
スパチュラパレットナイフ
フランスではスパチュラと呼んでいるパレットナイフ。
スポンジに生クリームでデコレーションするときに使います。
刃の長さが20~23cmのものがおすすめ。
◆ スパチュラ「パレットナイフ」選びのポイント3つ
1)フラットタイプ
パティシエおすすめ製菓道具 ショートケーキ ナッペ用のパレットナイフにはフラットタイプがおすすめ。
ショートケーキの場合は根元が曲がっていない【フラットタイプ】を 使いましょう!
根元がL字に曲がったパレットナイフ(Lパレット)●●との違いは??
Lパレットはロールケーキのような平面に平らに塗っていくのに適しています。
ショートケーキは
側面に垂直に当てる時に、まっすぐな状態になりにくいのでLパレットは使いません。
主に
フラットタイプを使用してナッぺします。側面に垂直に当てやすいので作業しやすいですよ。
ナッペ用のパレットナイフ
刃渡りの長さ
パティシエおすすめ製菓道具 ショートケーキ
いろんな長さのものが売られていますが、ご家庭で出番の多い15cm,18cmφのショートケーキであれば、
刃渡り【20cm長さ】のものが使いやすいです。
刃渡り20cm長さ程度のパレットナイフは、一番オーソドックスなサイズ。買いやすいですし、使いやすくオススメです。
短いスパチュラよりも長めのスパチュラのほうが、
動かしやすいのでパティシエは長め9インチ(27cm)のスパチュラをつかっています。
21cm以上の大きなケーキの場合は、もう3cmほど長めのものが良いと思いますが、短すぎるのと迷ったら長い方を買いましょう。。
私は2本愛用していてます。‘‘‘‘‘@@@@@@@@7
スパチュラのしなり具合
パティシエおすすめ製菓道具 ショートケーキ ナッペ用のパレットナイフ
スパチュラは固いものよりも、適度にしなるタイプがお好みです。昔初心者のころ何も考えずにデパートで買ったのが
固くて、しならないかつ、先細りに細くなるタイプで、なんか塗りにくいんですよね。
パリで買うスパチュラなら文句なしの使いごこち。手になじむようにしなるので、まるで自分の体の一部のように
クリームが塗りやすいんです。
しなり加減は自分で手に持って試してみても、
比較するものがわからないと、比べられないので、プロがおすすめするのをネットで買うのもありでしょう。実際に使ってみて、ああそういうことか
って理解できるかと思います。
使いやすさが本当に出る道具ですね。買うときは慎重に。パリのパティシエさんも柄の部分が手の形にくぼむまで使いこなしている方もいます。
一生ものですので、いいものを1本もつのがおすすめ。
ショートケーキ ナッペ用のパレットナイフの形
先端に向かって細くなっているパレットナイフは使いにくいです。カルチャーセンターなどにあって、
国産メーカーのもの。
も
おすすめは根元から先端までの幅が同じ帯状のもの。
スパチュラは上面を塗るときは中央を、側面を塗るときには
先端から5cmごどを使って塗っていくのが、正しい使い方です。
だから、先ぼそりの形だと、クリームが平らに塗りにくく、筋がつきやすくなります。
また、ショートケーキの側面のナッぺでは、スパチュラの先にクリームを取って塗っていくので、
ボウルから先端の幅が変わらない方がたっぷりクリームを取りやすいので、作業性が良いのです。
ということで、熊谷真由美愛用のショートケーキ ナッペ用のスパチュラ(パレットナイフ)はパティシエおすすめ製菓道具 これ
私はフランスのメーカー「マトファー」のパレットナイフを愛用しています。
あるいは,モラ・シモンのロゴがはいっているものも。
完全フランスのプロのパティシエ御用達の道具ですが、お値段は比較的お手頃。
柄の部分が握りやすく軽いので、使いやすいです!日本でも買えるようになったので、浅草の合羽橋で買うか、ネットで買えます。
これから初めてのショートケーキに挑戦する方もよい一生もののスパチュラをぜひ味方につけてくださいね。
ゴムベラ
泡だて器
絞り袋と口金
絞り出し袋は、
使い捨てタイプと洗って繰り返し使えるタイプのものがあります。
生クリームは熱に弱くすぐぼそぼそになってしまいがち。なので、
使い捨てのものよりプロ御用達の厚手のものほうが、手の熱が伝わりにくいかと思います。
業務用だと使い捨ての厚手の絞り袋もあります。
よく使うの星口と丸口金。
サントノレ 口金はお好みで・・・。
フォント対応①-->
その他あると便利な道具
■ケーキクーラー
焼きあがったスポンジを冷ますときに。脚つきなので熱がこもらず早く冷めます。 ■軍手
オーブンから取り出した焼きたてのお菓子をオーブンから取り出すときなどに
ミトン代わりに使います。
ミトンよりも手の自由がきくのでとても便利。1枚ずつでは熱が通るので2枚重ねにして使います。面00%を。化繊だと溶けて危ないです。
■添え木
スポンジ生地を同じ厚みに2~3枚にスライスするときに使用。ケーキスライサーの代用になります。
(プロはこの添え木を使っています。)
同じ高さの棒を2本1組で同じ高さにしたいものを挟んで使います。
スポンジのスライスには1cm、1.5cm、2cmなどがあれば便利です。
お店でも使っていました。
これを使うと、ケーキのカット面が美しく見栄えがよくなります。
ホームセンターで木材を購入しカットすると手軽です。
その他にもタルト、パイ生地を均一の厚さに伸ばすときには2ミリ厚みの添え木も便利。
ゴムべら
ボウル
ステンレス製のボール 直径24cm
深さ13㎝@の大きめのボールを使っています。
スポンジは、粉を加えた後手早く混ぜ合わせるので、
深さのあるボウルを使ったほうが作りやすいです。
ステンレスは18‐8規格が安心です!
生地を混ぜたり、卵や生クリームを泡立てたりするときに使います。
お菓子づくりには軽い、割れない、さびにくい、熱伝導がよいステンレス製を選びましょう。大・中・小をそろえると便利です。
はかり
材料の計量1g単位で量れるデジタルタイプがおすすめ。
容器をのせても再度0にできる風袋自動引き機能がついていますが、
重すぎると効かないので、2kgのものが便利です。
等分器
表面のナッペが終わったケーキの上に軽くおいて、あとをつけて、
クリームを絞る位置の目印をつけたり、等分してカットするときの目印にします。
ドイツ系のケーキには必需品です。ショートケーキもあるとすごく便利です。
まとめ
以上、お菓子教室を主宰して、レシピ本20冊を出版させていただいた、
プロのフランス菓子研究家の私が、実際にプロの現場で使い、
生徒さんにもおすすめしている、プロ御用達の愛用の製菓道具でした。
価格ではなく、どんなところをチェックすると、よりショートケーキが上手にづくれるようになるのかが、伝わればうれしいでしす。
是非合羽橋やパリのmora などで実際に手にしてみたり、質問したから手に入れるか、ネットで気軽にゲットしてみてください。
買ったみたいなショートケーキは道具を買えるだけで!
お菓子上手になるには、使うとすぐに仕上がりに差が出る道具選びも参考にしてみてください。
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